職員意識調査「ES NavigatorⅡ」をリリース
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― 最初に、「ES NavigatorⅡ」は、先行して販売されている「ES Navigator」のバージョンⅡという理解でよいか。
橋本 コンセプトという意味では、全く同じ問題意識からスタートしています。その意味では同じシリーズということになります。しかし、使用した統計手法も設問セットも全く異なるので、プロセスやアウトプットという意味では、全く違うシステムになっているとも言えます。
― 「ES Navigator」のコンセプトは、「組織を活性化するための、具体的な手立てを明確にする」ことだったが、「ES NavigatorⅡ」もそれを踏襲しているのか。
橋本 そのコンセプトは変わりません。ただ、「打つべき手立て」がより的確に導き出されるように、全く異なるアプローチから開発を進めてきました。例えば、60の設問について一つひとつ見直して、1設問に対して4時間も議論するというようなことを繰り返してきたのです。そのようにして、統計的に適合度の高いセットを構築しました。3年がかりで研究してきた成果で、これは、7万人のデータがあったからできたことです。
― 「ES Navigator」の成果は、ほかにどのようなことが挙げられるか。
橋本 アウトカムに相関の高い施策について、学術的な裏づけが進んだことが挙げられるでしょう。たとえば、退職率と相関の高いインプットは何なのか、利益率と職員の満足度は因果関係があるのかどうか、などです。しかし、経営の現場で求められるのは「どう成果を出すのか」です。「ES Navigator」を通して、活性化している組織とそうでない組織の特徴を、私たちははっきりと体感することができました。このことは、コンサルタントとして大きな成果だと考えます。
― 活性化している組織とそうでない組織では、何か違うのか。
橋本 活性化している組織は、何事も「徹底して」活用しています。組織の状態を分析するし、改善に取り組むし、継続するし、ランキングにもこだわるのです。やりっぱなしにしない。経営とは、理念やビジョンにいかによいことを掲げているかではありません。実際に何をしているのか。取り組むから成果が出るのであって、迷っている組織は、このようにして引き離されていくのだな、と実感しました。
― 「ES NavigatorⅡ」は、どのような組織に導入してもらいたいか。
橋本 「困っている」組織ではなく、「良くなりたい」と思っている組織に活用してほしい。「困っている」と「良くなりたい」は、似ているようで、全く違います。「もっとよくなりたい」というモチベーションのある組織でこそ、「ES NavigatorⅡ」は成果を出せるのだと考えます。組織の悩みや課題は尽きることはありませんが、解決する手立てさえ明確になれば、一歩一歩解決していくだけです。
そのようにして、戦略と成果についてエビデンスを持つことは、組織にとっても、それを担う経営層・幹部にとっても、貴重な財産になるはずです。組織が活性化されて経営がよくなったという事例を、お客様とともに積み重ねていきたいと思います。
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